早朝のひと仕事

2009年10月20日

イタリア ポジターノの夜明け

イタリア ポジターノの夜明け

 

 10月に入り、文具店や書籍店に設けられた手帳コーナーを見て、「もう来年の話?!今年もあと2ヵ月しかないんだ・・・」と毎年同じように焦っているのは私だけでしょうか。

 近頃手帳のコーナーで必ず目にするのは『時間管理術』の文字。昨年の10月も手帳を購入する際に、「来年こそ時間の使い方を改善しよう」と心に誓ったものの、どのくらい改善出来たものか・・・。

 

 時間の使い方でいつも参考にさせていただいているのは、アクションプランナーという手帳を考案された佐々木かをりさんです。10年程前に佐々木さんが代表を勤められているイー・ウーマンの国際女性ビジネス会議でパネラーを務めさせていただいてから、円卓会議の議長を担当させていただくなど大変お世話になっています。

 

 いつお話をお聞きしても見習いたいことばかりなのですが、特にインパクトを受けたお話は『一度ベッドに寝て次に目が覚めたら、例えそれがまだ深夜でも起きてしまう』というもの。明け方の4時でも夜中の2時でも、もう一度寝たりせずに起きてしまうのだそうです。そして、本来起きる予定の時間までを家事をしたり、仕事をしたり、読書をしたりと有効に使うとのことです。

 私など明け方に目が覚めたら「あと◯◯時間寝れる・・・」とまた寝てしまうのですが、そこで起きてしまえば予定外の時間を手に入れることが出来るのですね。

 

 かなり以前になりますが、小澤征爾さんがテレビのインタビューで話されたお話もハッとしました。『どんなことがあっても、前の晩寝るのが深夜になっても、朝4時には起床して楽譜に向かう』と話されいました。まだ街や家族が寝静まっている時間帯に、楽譜を読んでイメージを膨らませるという集中力のいる仕事をやってしまうのだそうです。

 

 そして、先日お知り合いになったガラス作家のEさんも4時起床を習慣にしていると言うのです。彼女は小さいお子さんがいるので日中はなかなか自分の時間がとれず制作活動がままならないので、早朝にその時間を充てたのだそう。以前は夕食の後にしていたところ、ご主人の帰りが遅い日は夕食の時間がずれたり、お子さんがなかなか寝付かなかったりと、思うように時間が作れない・・・それなら皆が寝ている時間に自分が起きようと考えたそうです。

 

 4時に起床して、家族が起き出して慌ただしい1日が始まる7時までを制作時間としているとのこと。「眠くないですか?起きられます?」という凡人の私の質問に、『眠くないわよ、自分だけの時間が持てると思うと嬉しくて嬉しくて。目覚まし無しでもちゃんと目が覚めちゃうのよ』と楽しそうに答えて下さいました。

 

 『何かを成し遂げている人は朝の時間の使い方が違う』とよく聞きますが、改めて3人の方のお話を思い出して、納得!!
 時間だけは誰しも平等に1日24時間です。それをいかに上手く活用するか、大切に使うかで同じ24時間に大きな違いが出てくるんですね。

 

 私も遅ればせながら、1ヵ月程前から早朝に仕事をするようにしました。まだ慣れずに正直眠い日々ですが、1日が長くなったような気がしてウキウキしています。早朝の仕事のはかどることといったら、予想以上。辺りがし〜んとした時間帯ということでは深夜と同じはずなのに、早朝の方がとても集中出来るようです。

 3日坊主にはなりませんでしたが、これから冬に向かって朝起きるのが辛くなるのでは、と弱気になってもいます。でも、『続けなきゃ!』と自分を叱咤激励して冬を乗り切ろうと。きっと冬のぴ〜んと空気の張った明け方もまた新しい経験や感触をもたらしてくれるのではないかと思います。

 

 『早起きは、本当に、三文の徳』です。

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